合気道を始めて、短くて4、5年で初段の審査を受けることができます。
入門後は、まず5級(小年部は10級)から始めて、稽古日数と熟達度に応じて1級まで昇級します。
1級の上が初段ですが、初段の審査では70程の技を習得しているかどうかが問われます。
「技」も大切ですが、「心(心がけ)」と「体(武道としての体)」も段位に相応しくなっていなければなりません。
人格形成を目指す合気道ですから、どのような人格を形成するのか、早くから意識しなければならないでしょう。
合気道では、六段を許されると「師範」と呼ばれますが、柔道、剣道などのように、「錬士」、「教士」、「範士」という称号はありません。
一般に、日本武道館が八角形であるように、武道では「八」という数字が完全を意味しているので、八段が最高段位ですが、特に優れた人には「九段」、「十段」が与えられています