合気道は、植芝盛平翁(1883~1969)により創始された現代武道です。
合気道と呼称するようになったのは昭和17年(1942)からですが、昭和30年(1955)頃から一般公開されるようなり、現在は、国内外で百数十万人の人々が稽古をしています。精神性の高い武道という評価が、海外でも受け入れられている主な理由のようです。
合気道の特色の一つは試合を行わないことですが、これにより勝ち負けに対するこだわりを捨て、自分自身と向き合って、真に「昨日の自分に今日は勝つ」ということに取り組んでいけると考えています。
また、このような稽古方法により、老若男女を問わず、誰でも無理をせず自分に合った稽古ができるのも特色です。
稽古では剣や杖(じょう)も扱いますが、徒手稽古が主体で、柔道よりも剣を持たない剣道のような動き方をします。
力を入れない、力を必要としないというのが術理になっていますので、そのようなものを身につけることができるのも楽しみの一つになります。
はい、稽古時間に道場にお越しいただければ、いつでも可能です。できれば見学だけよりも、初心者クラスがありますので、直接体験された方がよくわかると思います。
スポーツができる服装であれば何でも結構です。畳に膝をつけますので、膝を覆うようなものを身につけられるのがよいと思います。
なお、無料体験はいつでもできます。
随時入会が可能ですが、最初の月は体験期間にしていますので、会費は無料です。
やってみたいとか楽しそうだという気持ちさえあれば、特に準備は必要ありません。
小学生から習えますが、加盟団体によって若干違いますので、それぞれの入会案内をご覧ください。
はい、大丈夫です。合気道の稽古を行っている国内の男女比は、女性:男性=1:3です。
はい、実際に60歳を過ぎてから始められた方が数名います。
痛い技もありますが、痛いときは畳をたたいて合図をすれば止めることになっていますので、辛抱できないような痛い目にあうことはありません。
子供が稽古を続けられるのも、痛くされていやな思いをすることがないからです。
もちろんです。女性警察官の必修科目になっている程で、外国ではいざというときに自分の家族や恋人を守るために習っている人もいます。
ただし、本当の護身は、危険な所に近づかないとか事前に察知して危険を避けるということだと思います。
合気道の稽古でのけがや事故は少ないですが、まったくない訳ではありません。
スポーツ安全保険の適用件数の統計では、事故発生率が柔道・空手より低く、剣道・少林寺拳法より高くなっています(平均を上回る空手を除いた武道の事故発生率は、テニスよりも低く、水泳より高い。)。
当会では、それぞれ仕事や学業がありますので、けがをしないよう、させないようにお互いに安全第一を心掛けています。
営利団体でないボランティアの会ですので、各自スポーツ安全保険に加入していただいています。
スポーツ安全保険では、稽古中のけがや稽古に通う途中の交通事故などがカバーされています。
加盟団体によって入会金や会費は違っておりますので、それぞれの入会案内をご覧ください。なお、会の運営費用として会費の納入をお願いしていますが、教授料という意味の月謝はいただいておりません。
正式に始められるようになれば、道着(どうぎ)をお薦めしています。
ご注文があれば、当会で業者に発注して購入できます。
はい、専用の合気道着がありますが、柔道着や空手着でも結構です。
大体の値段ですが、子供用4,000~5,000円、一般用10,000~12,000円です。
合気道は二段以上になれば指導員資格がありますが、更に市の体育協会の講習も受けてスポーツ指導員の認定を受けた者が教えています。
当会にプロの指導員はいませんが、定期的に財団法人 合気会 本部道場から指導員研修を受けて、レベルの向上に努めています。
自分の意志が上達に欠かせないと思っていますので、やめたくなった人に続けることを強要されることはありません。
勉学や仕事などで続けられない場合も同じですが、『退会届』又は『休会届』を提出して下さい。
はい、やる気さえあれば運動の経験の有無も運動神経の良い悪いも関係ありません。身体に障害のある方も稽古ができます。
はい、ほとんどの人が週1回の稽古です。上達のためには、稽古をしていない時にイメージ・トレーニングをすると効果があるようです。
最初は、けがをしないために受身(うけみ)の練習をしますが、技は指導員の手本に従ってお互いに投げと受けの役を交替して反復練習を行います。
また、体のバランスのため左右交互に技を施します。
八千代市、船橋市、鎌ヶ谷市合同の審査会が年2回あります。
規定の稽古日数を満たしていて課題の技ができるようになれば、審査を受けることができます。
稽古を続けることにより心は強くなりますが、外に表れる負けん気という類の気の強さの変化は期待できないかもしれません。
しかし、自分を受け入れることができるようになることで他の人を受け入れることができるようになったり、自分に与えられた試練をそのまま受け入れて前向きに生きることができるようになる人は多いと思います。
武道の礼の基本は『敬天愛人』にあると思います。
このことの大切さを指導者の態度や稽古を通して自然に感得して欲しいと願っていますので、口に出して礼を強要するようなことは控えています。
ただ、しつけとして、「朝起きた時にお父さんお母さんに『お早うございます』と挨拶をすること」「自分の名前を呼ばれた時には元気よく『はい』と返事をすること」「席を立ったら椅子を入れ、履物を脱いだら必ず揃えること」を勧めています。
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