- 早い段階から『呼吸力(真空の気と空の気の結び、魂の比礼振り)』を身につけることに取り組む。
「茲(ここ)に合気の道を愛究される誠友は先ず真空の気と、空の気を、性(さが)と業(わざ)とに結び合い、喰入り乍ら業の上に科学以て錬磨するのが修行の順序であります。」(合氣道新聞創刊号) - 指導者の技をよく見て、動き(体捌き、手捌き)がイメージできてから稽古を始める。
- 技の名称と実際の技の施し方(技のイメージ)が繋がるようにするが、目に見える相手の体の動きではなく目に見えない相手の心の動きに集中して(意識して)体を捌くよう心がける。
このとき、ここでこう手を返してというような途中途中の自分のフォームをイメージしないで、相手に触れる自分の手に心地よさを感じながら相手が導かれて倒れる様をイメージして、その場所まで体を運ぶ。
「相手が歩いてくる。相手を見るのじゃない。ひびきによって全部読みとってしまう。」(合気神髄p.119) - 分からなければ、稽古相手よりも直接指導している指導者に技を施してもらって、受け身を取りながら相手と触れている箇所の感覚や気の繋がり(結び)を体感する。