サ行の用語 | ||
用語 | 意味 | |
サ | 三元(サンゲン) | 宇宙の三大元質(「霊」「力」「体」)の一つ「体」を三元に分ける。剛(ごう、鉱物の本質)、柔(じゅう、植物の本質)、流(りゅう、動物の本質)となる。剛(玉留産霊の神、□)、柔(足産霊の神、○)、流(生産霊の神、△)。 「生産霊、足産霊、玉留産霊の三元がととのうと、宇宙全体の姿が出来上がるのである。」(開祖) |
シ | 四魂(シコン) | 荒魂(あらみたま、神の勇)、和魂(にぎみたま、神の親)、幸魂(さきみたま、神の愛)、奇魂(くしみたま、神の智)で、魂(みたま)にはそれぞれ裏表があって、 良い方は 荒魂 「進展力」 <進・果・奮・勉・克> 和魂 「親和力」 <平・交・修・斎・治> 幸魂 「生成化育」<益・造・生・化・育> 奇魂 「観察力」 <巧・感・悟・覚・察> 悪い方は 荒魂 <争> 和魂 <悪> 幸魂 <逆> 奇魂 <狂> になる。 荒魂:恥づること、知らずば人は争ひて、獣に近き挙動なすなり 和魂:よし人に、親しむとても悔いること、知らずばつひに、人に悪 (にく)まる 幸魂:人を愛で、いつくしむとも天地に、畏るるなくば、道に逆らふ 奇魂:もの学び、智慧を研くはよけれども、覚りなくば、狂ひこそすれ |
四大(シダイ) | 四魂(しこん、精神)に対比した物質(又は働き)で、奇魂(くしみたま)に対して「天」、荒魂(あらみたま)に対して「火」、和魂(にぎみたま)に対して「水」、幸魂(さきみたま)に対して「地」。 | |
修理固成(シュウリコセイ) | 修め作り、固めて完成すること。国産みの神事によるが、人格形成を通した地上天国作り。 「しゅりこせい」、「すりこせい」とも読む。 |
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真空(シンクウ)の気(キ)、空(クウ)の気(キ) | 宇宙に充満している根元の気(宇宙の響き)を真空の気、五体が崩れないように保っている気を空の気。 真空の気を魂の気、空の気を魄の気。 |
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神人合一(シンジンゴウイツ) | 天人合一。霊肉一体の至上境。 心と肉体とそれを結ぶ気の三つが完全に宇宙の法則と一致すること。「我即宇宙」の境地に至ること。 「合気道の極意は、己を宇宙の動きと調和させ、己を宇宙そのものと一致させることにある。」 「修業は、神人合一を目標とするものなり。」(開祖) |
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ス | 水精火台(スイセイカダイ) | 水火の精台、天の浮橋、天台。 |
セ | 精神科学(セイシンカガク) | 物質科学に対して、心、霊、気に関する科学。宇宙の真象、人間の本質(真の自分、真我)とは何かを考える哲学、又は宗教。 |
生成化育(セイセイカイク) | 万物を生み育てる神の働き。変化、成長する宇宙本来の姿。 「宇宙の運行は、すべて大いなる進展主義である。」(開祖) |
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ソ | 続飯(ソクイ)づけ | 飯粒を練って作った糊(続飯)で貼り付けられたように相手が動けなくなる技。『合気神髄』 p. 164の「位づけ」は誤植。 「人を中心にして円を描く。この円内がその人の力の及ぶ範囲なんです。いくら力のある人でもこの円の外には力が行かない。無力なんです。だから相手をこの円の外において押さえれば、人差し指でも小指ででも押さえることができる。相手はすでに無力になっているのですから。」(開祖) |